ラリー・ジャパン2005実行委員会
  委員長 大西 康文 様
2005年9月24日
十勝自然保護協会 
ナキウサギふぁんくらぶ
(社)北海道自然保護協会
北海道自然保護連合
会長 安藤 御史
代表 市川 利美
会長 佐藤  謙
代表 寺島 一男
『ラリー・ジャパン2005』に対する抗議および説明要求書

 貴職は再び、絶滅危惧種を初めとする多様な生物の生息地において、それらに大きな影響を及ぼすラリー実施を強行しようとしております。この重大な環境問題に関して、私たちは、関係行政機関に以下の対応を求めました。
 第一に、北海道への要請は、ラリー主催者が環境NGOに誠実に対応するように指導することと、北海道みずからこの環境問題について調査した上で、ラリー主催者に適切な対応を行なうことを求めました(5月18日および6月17日)。これに対する北海道の回答は、「ラリー開催に当たりましては、地域住民などからの意見への対応を含め、主催者の責任において、環境への配慮が十分行なわれる必要があると考えており、適切な対応を求めていくこととしております」(5月31日付、北海道経済部)、「・・・また、主催者に対しては、これらの環境調査の結果を地域の関係団体などにも公開し対話に努めるよう求めるとともに、ラリー大会の実施にあたっては、今後とも一層、環境に配慮するよう適切な対応を求めたところです」(7月28日付、北海道生活環境部)との二つがありました。
 第二に、環境省に対しては、シマフクロウ、クマタカ、ナキウサギなどの絶滅危惧種・希少生物の把握を早急に行なうとともに、主催者に対してそれらの生息地におけるラリーを中止するよう指導することを求めました(5月18日)。私たちはさらに、6月17日に環境省西北海道地区自然保護事務所において、ラリー予定地における絶滅危惧種や希少生物の保護について話し合いました。この際、環境省はシマフクロウ保護増殖委員会の意見を主催者に伝え、コースの見直しを求めたと言明しました。
 しかし、貴職は、上述の北海道ならびに環境省の要請を無視し、私たち自然保護団体に対して説明しないまま、再び、シマフクロウやクマタカ、ナキウサギの生息地に当たる新得町コースでラリーを行なうことを、ラリー・ジャパンの公式ホームページで公表しました。貴職は、当初にみずから課した「環境に配慮したラリー」を行なう公言をことごとく無視し、また上述の行政による指導を無視したうえ、林道の使用許可申請をしないうちに観戦券を販売してラリーを強行しようとしております。このような貴職に対して、ここに、あらためて強く抗議します。
 貴職は、自らの公言を反故にし、行政の要請を無視しておりますが、それらの理由を国民に明快に説明する責任があると考えます。私たちの抗議に対して、貴職の理由を回答してください。回答は10月8日までに文書でお願いする次第です。


回答送付先  080-0101 河東郡音更町大通10丁目5番地
佐藤与志松方  十勝自然保護協会

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